フランス・パリのシンボルとして世界的に有名なエッフェル塔。

観光名所として多くの人が訪れるこの塔ですが、実は「夏になると高さが変わる」という面白い雑学があります。
「建物の高さが変わるなんて本当なの?」と思うかもしれませんが、これは科学的に説明できる現象です。
今回は、エッフェル塔の高さが変わる理由について分かりやすく解説します。
エッフェル塔は夏になると高くなる
結論から言うと、エッフェル塔は夏になると高さが少し高くなります。
その変化はおよそ10〜15センチほどと言われています。
普段は気づかない程度の変化ですが、巨大な建物でも高さが変わるというのはとても面白い現象ですよね。
では、なぜエッフェル塔の高さは変わるのでしょうか。
理由は「金属の熱膨張」
エッフェル塔の高さが変わる理由は、とてもシンプルです。
それは 金属の熱膨張 という現象です。
エッフェル塔は主に鉄で作られているため、気温が上がると金属がわずかに膨張します。
金属は温度が上がると少しだけ伸びる性質があり、逆に温度が下がると縮む性質があります。
夏になると太陽の熱で鉄の温度が上がり、塔全体がわずかに膨張し、その結果、塔の高さが数センチほど高くなるのです。
冬になると逆に縮む
夏に伸びるということは、冬はどうなるのでしょうか。
実はその通りで、冬になると気温が下がるため、金属が収縮します。
そのためエッフェル塔の高さは夏よりも少し低くなります。
ただしこの変化も数センチ程度なので、肉眼で見て分かるほどではありません。
しかし、巨大な建物でも温度によってサイズが変化するというのは、とても興味深いですよね。
橋やレールでも同じ現象が起こる
金属の熱膨張はエッフェル塔だけで起こるものではありません。
例えば次のような場所でも同じ現象が起こります。
- 鉄道のレール
- 鉄製の橋
- 高層ビルの金属構造
そのため橋や鉄道などの建設では、温度による伸び縮みを考慮して設計されています。
例えば橋には「伸縮装置」と呼ばれる仕組みがあり、気温による膨張や収縮に対応できるようになっています。
こうした工夫のおかげで、安全に建物や橋を使うことができるのです。
実は太陽の当たり方でも傾くことがある
さらに面白いことに、エッフェル塔は太陽の当たり方によって わずかに傾く こともあると言われています。
太陽が当たる側の鉄が温められて膨張し、塔がほんの少しだけ反対側に傾くことがあります。
もちろん安全性には問題なく、設計の段階でこうした現象も考慮されています。
巨大な建物でも自然の影響を受けているというのは、とても興味深い雑学ですね。
まとめ
エッフェル塔が夏に高くなる理由は、金属が温度によって膨張する「熱膨張」という現象によるものです。
夏は気温が高いため鉄が膨張し、塔の高さが約10〜15センチほど高くなります。
逆に冬は気温が下がるため、塔は少し縮みます。
普段何気なく見ている建物にも、こうした科学の仕組みが隠れていると考えると、とても面白いですね。


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